行動ターゲティング広告 ページビュー神話の終焉/渡辺 健太郎 08008 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

行動ターゲティング広告 ページビュー神話の終焉/渡辺 健太郎 08008

渡辺 健太郎
行動ターゲティング広告 ページビュー神話の終焉
★★★★★

渡辺健太郎 さんはネットプロモーションの

目を開かせてくれた恩人の一人。

もう一人の恩人のヒビキング さんから、

その渡辺健太郎さんが

新刊を出した、との情報をキャッチ。


そういえば、1年くらい前、

「もうすぐ行動ターゲティング広告が普及しますよ」

とネット広告代理店の方に教えて頂いたことがあった。

もうこれほど実現しているとは。


行動ターゲティング、とは本書の説明によると


 Webサイトにアクセスした履歴を元に、

 ひとりひとりのユーザーに対して適切な広告を配信する仕組み。

 ユーザーのWeb履歴を基に、そのユーザーが関心を示すと

 分析した広告を配信する「ビヘイビアターゲティング」、

 過去にサービスを利用した顧客に対して再来訪を促すための

 「リターゲティング」、検索エンジンを利用したユーザーに対して

 リターゲティングの手法で広告を配信する

 「検索リターゲティング」がある。


なのだそうだ。

ビヘイビアターゲティングと行動ターゲティングの

違いがもう一つ理解できていなかったが、これですっきり。

ビヘイビアターゲティングは行動ターゲティングの

一つと理解すればよかったのだ。


モバイルではなぜ行動ターゲティングが普及しないのか

(現状ではKDDIのみ)、

など、疑問が本書で解決。

携帯電話の「個体識別番号」は携帯キャリアのみが

管理可能なため、というのが答えだそうだ。


優秀なネット広告代理店の担当者

(渡辺健太郎さんはプロ中のプロだが)に

明快な説明を聞いているような、

そんな快感を本書を読んでいて感じた。


でも最近はこんな話ができる人が

身近にいなくて寂しいなぁ。。。

今の社内ではネット広告そのものの

認知が全く、だものなぁ。。。


道は遠く、険しい。