安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う/安岡 正篤, 安岡 正泰 08030 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う/安岡 正篤, 安岡 正泰 08030

安岡 正篤, 安岡 正泰
安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う
★★★★★

枕元にいつも置いてある、本書。

安岡先生には大変失礼ながら、

寝ながら本書を開くのだが

寝つきの良さには自信があり

数ページで耐えきれなくなる(笑)。


 思考の三原則

 

 私は物事を、特に難しい問題を考える時には

 いつも三つの原則に依るように努めている。


 第一は、目先に捉われないで、

 出来るだけ長い目で見ること、


 第二は物事の一面に捉われないで、

 出来るだけ多面的に、出来得れば全面的に見ること、

 

 第三は何事によらず枝葉末節に捉われず、

 根本的に考える


 ということである。


当たり前の様で、簡単な様で、

とても難しいことを仰っていると思う。


「捉われるな」というのがポイントかと思うが、

捉われているか捉われていないか、

というのは、実は自分ではよく分からないものだ。

自分の知っている迄がすべてだと、

ついつい思ってしまう。


自分の無意識レベルまで

浸透したパラダイムを意識し、

それに捉われずに

長い目で、全面的に、根本的に考える。


MECEも「ダブりなく」というのは

比較的簡単に氣がつけると思うが

「漏れなく」というのは実に難しい。


 努めている


と安岡先生を以てしても途上なのだ。




 どんな忙人にでも、寸陰というものはある。

 ちょっとした時間というものは必ずある。

 そのちょっとした時間をつかむのです。

 これに熟練をすれば、

 案外時間というものはあるものです。

 寸陰を惜しんでやっていると、

 その寸陰が、長い時間と同じ、

 あるいはそれ以上の値打ちを生じてくる。


・・・この頃の自分を省みると、


 寸陰を惜しんで


いただろうか?

まだまだ熟練が足りないなぁ。



再読。

安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う/安岡 正篤, 安岡 正泰 06322

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