新訳 君主論/ニッコロ マキアヴェリ 08344
- 新訳 君主論 (中公文庫BIBLIO)/ニッコロ マキアヴェリ
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★★★★★
昨日の「ファイナンシャルリオーガニゼーション」のDay６は
6人によるプレゼンテーションがあった。
ジャンケン大会に勝ち抜き（笑）、その6人に選ばれた。
D5では氣鋭のコンサルタントのD氏とペアを組み、
実に楽しいプレゼンを堪能させて頂いたので、
今回もS氏と組ませて頂く。
そして「CFO」としてO氏にも参加を乞う。
発表前々日まではどうなることかと思ったが（笑）、
お二方の絶大なるパフォーマンスにより、
我らのプレゼンが皆の投票でトップに選ばれた。
そのお陰で「廣瀬賞」を頂戴する。
それがこの本。
マキアヴェリ、読んでみたかった。
感謝、感激！である。
で、古典とも言うべきこの本。
「企業再生の現場」は戦場である。
戦時中は、平常時の薄っぺらい
善悪論や倫理観は吹き飛ばされる。
その中で如何なるリーダーシップが求められるのか。
まだ、マキアヴェリ初心者なので、
ここでは巻末に整理されていた
マキアヴェリ語録を記したい。
決断力のない君主は、
当面の危機を回避しようとするあまり、
多くのばあい中立の道を選ぶ。
なにかを説得するのは簡単だが、
説得のままの状態に民衆を
引きつけておくのがむずかしい。
善い行いをすると広言する人間は、
よからぬ多数の人びとになって
大事業はすべてけちとみられる
人物によってしかなしとげられない。
人間は恐れている人より
愛情をかけてくれる人を、
容赦なく傷つける。
人間は邪悪なもので、
あなたの約束を忠実に守るものではない。
人間は、手にとって触れるよりも、
目で見たことだけで判断してしまう。
運命は女神だから、
打ちのめし、突きとばす必要がある。
まさに企業再生の現場で悪戦苦闘される
廣瀬聡先生から頂いただけに、
実に含蓄の深さを感じる。