みんなが知りたい水族館の疑問50/中村 元 07337 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

みんなが知りたい水族館の疑問50/中村 元 07337

中村 元
みんなが知りたい水族館の疑問50
イルカは楽しんでショーをしているか?
水槽が割れることはないのか?
★★★★☆
グロービス経営大学院の
「サービスマネジメント」のテーマは
沖縄の「美ら海水族館」をグループで選んだ。
沖縄の那覇市から車で1時間以上、
と立地的には便がいいとは言えないが、
水族館としては圧倒的日本一の集客を誇る。
その秘密は何か?に
サービスマネジメントの観点から迫りたい。

で、いまこの記事は沖縄で書いてる。

もちろん、現地調査。

2日かけて、水族館そのものや

館長始めとする主要スタッフの方々に

インタビューもする。


その予習として、

水族館の本を手当たり次第読む。

一発目は、この本。


タイトルの通り、

水族館にかかわる素朴な疑問と

その答えを集めたもの。


経営やマネジメントの観点から面白いな、

氣が付かなかったな、と思ったのは

海水の調達、というのがコストや労力での負担が大きいこと。

都内の水族館などは八丈島まで調達するらしい。

それもそのために船を調達するのではなく、

八丈島に行った帰りの船のバラストに積んで帰ってきた

海水を利用している、とのこと。


水道水に塩を入れるんじゃないんだ(笑)。


(※内陸部にはそのようなところも

 例外的にあるようだが)


一方、わが美ら海水族館は、

海に隣接しているので

パイプを沖まで直接伸ばし、

採取しているのだそうだ。


あと、ポンプなどの電気代も

べらぼうにかかるらしい。


もう一つ意外なのは、

海水や電気のコストと比較すると

餌代は微々たるものらしい。

定性的な文章のみだったのでどのくらい?

というのは分からないが

水族館、突っ込んでいけば

まだまだ面白い話が出てきそうだ。