致知 2009年1月号 08364
致知 2009年1月号
「成徳達材」
★★★★★
成徳達材?
聞いたことの無い言葉が
今回のテーマ。
徳を高め、大成させる。これを成徳という。
能力を錬磨し、上達させる。これを達材という。
人は何のために学ぶのか。安岡正篤師は言っている。
学は己の為にす
己を為むるは安心立命を旨とす
志は経世済民に存す
志を遂ぐるは学に依る
学に依って徳を成し材を達す
成徳達材を立命とす
人は自分を創るために学ぶのだ。
そして、人生のあらゆる艱難辛苦にあっても動じないように、
自分を為めていく。
自分を創るのは利己のためではない。
世のため人のために自分を役立てるためである。
自分を役立てるには、自己の徳を大成し、
自己の才能・能力を錬磨、向上させていかねばならない。
それが学の本質である。
成徳達材することによって、よりよき運命を創っていくのだ
──安岡師の言葉は明快である。
ああ、とても良い言葉だね。
何のために学ぶのか。
その問いに対する明確な回答だ。
この高い志を忘れずに、
来年以降も学び続けたいと思う。
さて。
今回も、どれを備忘すべきか悩むほど
秀逸な記事が満載だ。
今回は教育者として素晴らしい方が多く登場する。
とても氣になったのが東井義雄先生。
- 東井義雄一日一言―いのちの言葉/東井 義雄
- など、東井義雄先生の本が多く出ているようなので
- 選んで読んでみようと思う。
次は北京オリンピックの競泳陣を裏から支えた、
日本大学大学院の林成之氏。
- 図書館で予約しようと思ったら、
- 予約件数が50近い。
・・・氣長に待とう。
もう一つは、安岡正篤先生のお孫さんの
溝本定子さん。
論語の素読を、「こども論語塾 」というもので
子供達に教えているらしい。
おおっ、これは是非行ってみたい。
娘をダシにして(笑)参加してみよう。