年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記 -7ページ目

不動産フォーラム 24年3月号 24081

不動産フォーラム 24年3月号

★★★★☆

 

 備えあれば憂いなし、地震の基礎知識

 

を読みため息をつく。

私にとっての「大震災」とは

いつまで経っても西宮の丸紅独身寮で被災した

「阪神淡路大震災(マグニチュード7.3)」なのだが、

マグニチュードでいうと先日の

「能登半島地震(マグニチュード7.6)」の方が上回っている。

 

0.3の差、と思うが

 

 マグニチュードが0.1大きくなると、

 √2でエネルギーが大きくなる

 

らしいので約2.8倍も大きいことになる。。

天地の終わりか?と思ったあの阪神淡路大震災の

三倍近く、とは。。

ちなみに東日本大震災はマグニチュード9.0!!

マグニチュードが2増えるとエネルギーは1,000倍になる、と。

直下型地震との違い、とはいえども

少し寄付したくらいで満足しちゃいけないな。

致知 2024年4月号 運命をひらくもの 24080

致知 2024年4月号 運命をひらくもの

★★★★★

おお、致知の表紙と巻頭対談がさだまさしさん、とは。

さだまさしさん、といえば

「北の国から」と「関白宣言」くらいしか知らない。。

 

昨晩の秘密結社「G致知木鶏会」では

参加者Mさんが「数十年来のファン。歌詞が深く優しい」と。

「一押し、お薦めの曲は?」と聞くと

「主人公」と。

またじっくり聴いてみるが、今回何より衝撃を受けたのが

私が数十年来ファンである浜田省吾さんと同い年!だったこと。

感想が難しいが。。いろんな歳の取り方があるんだね(笑)。

 

個人的に嬉しかったのは五木寛之さんの

新連載「千年の名言 今を生きる言葉」と

北康利さんの新連載「二宮尊徳 ~世界に誇るべき偉人の生涯~」

だろうか。

 

報徳記/富田高慶 23224

 

でも感じたが、二宮尊徳は生涯通じての苦労人であり、

今回ショックを受けたのが崇徳上皇や平将門なみの

「怨霊」扱いをされている、ということ。

 

この前小田原城の報徳二宮神社へ行った時には

「藩主でもないのに城内に神社まで造ってもらって。さすがだなぁ」

と思ったが死後かなり経ってのことらしい。

お墓は日光の報徳二宮神社にあるのだとか。

週末、日光に行ってみようと思ってたので

早速二宮尊徳のお墓参りに行ってみようと思う。

 

不動産フォーラム 24年2月号 24079

不動産フォーラム 2024年2月号

★★★★☆

 

コラムであるが

「恋愛は時間とお金の無駄である」という時代

という島村美由紀さんの記事に衝撃を受ける。

 

 恋人なし・交際経験なしの男女増加

 男性と付き合うのはヒマな女子

 

らしい(苦笑)。

 

昭和のオジサンには何のことか分からない!

と思いたくなるけど

マーケティングの基本は

「顧客になりきって考え感じる」こと。

先入観は捨てなきゃね。

デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー/市谷聡啓 24078

 

★★★★★

グロービスマネジメントスクールの

エグゼクティブマネジメントプログラムDay9は

「シーメンスのデジタル化」

 

これがなかなか難解なケースで

8割くらいの受講生がアンケートで

「難しかった」「難しすぎた」

などのコメントをされる、

もしかしたらエグゼクティブマネジメントプログラム

最難関のケースなのかもしれない。

 

ハンドアウトにもかなり手を加えているが、

まだまだCIOやCDO(Chief Digital Officer)たちの

心に刺さるような生々しい話が出来ているかというと

まだまだ工夫の余地がありそう。

 

そんな中で手に取ったのが本書。

DXをジャーニーや組織変革と捉えて、というのが良い。

これを参考に講義もまたブラッシュアップできそう。

不動産フォーラム 24年1月号 24077

不動産フォーラム 2024年1月号

★★★★☆

 

大阪出張に持参。

 

国土交通省 不動産・建設経済局 不動産課長

川合紀子さんの「2024年の不動産業行政について」

が興味深い。

PEST分析でPを押えるならば1年に一回くらいは

行政の目指す方向性は確認しておいた方が良いね。

 

個人的に嬉しいのは宅建士免許更新時の研修が

オンラインで申し込めてオンラインで受講できるようになる、

ということ。

 

前回はコロナ真っ最中にもかかわらず、

大会議室に1日寿司詰めで嫌だっだなぁ~。

 

宅建業免許申請もオンライン申請を進めている、と。

次回はオンライン申請が「簡単に」出来るように

是非ご努力頂きたいね。

確定申告並みがありがたい。

G-ビズとかよくわからん。。。

 

孔子家語/藤原正校訳 24076

 

★★★☆☆

安岡正篤先生が

 

運命を創る/安岡正篤 23365

 

にてお勧めされていた孔子家語。

読み下し文ではあったが、

さすがにちょっと難しい。

1933年発行で現代文にはせずそのままのよう。

 

孔子や子路、顔回など、論語で登場する人物が良く出てくるものの、

論語と重なるところは無い。

巻末の解説(これまた漢文書き下し文調)に

ポイントを抜き出したのが論語、

その後残ったものがこの孔子家語、という関係の様だ。

ならばポイントを繰り返し読んだ方が良いか。

 

 

[6巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン6 シナジーを発揮しよう 24075

 

★★★★★

7つの習慣プライベートコーチレッスンの

第6巻は「シナジーを発揮しよう」。今回もAudibleにて。

 

経営戦略クラスなどでは多様、連発しているワードの一つだが、

果たして自分がシナジーを活かしきれているか?

と振り返ると、まだまだな氣がしてきた。

 

いくつになっても学びがあるなぁ、

「7つの習慣」。

ありがとうございました。

 

 

[5巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン5 相手を理解しよう 24021

 

[4巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン4 Win-Winでいこう 23345

 

[3巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン3重要なことを実行しよう 23341

 

[2巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン2ビジョンを描こう 23331

 

[1巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン1主体的にいこう 23319

 

7つの習慣-成功には原則があった!/スティーブン・R・コヴィー 20098

7つの習慣-成功には原則があった!/スティーブン・R・コヴィー 15205

7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・R・コヴィー 13324
7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・コビィー 13004
7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・R. コヴィー 11289
7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・R. コヴィー 11047

先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たち/金間大介 24074

 

★★★★★

かなりショッキングな本。

こんな本に出合えるから読書は楽しい。

 

ここ1年くらい、20代前半の方が多く含む企業研修講師のお仕事を

グロービスさんから何回も頂戴している。

そこでかなりの違和感を覚え、

そのヒントを求めている。

この本には多くのことを学ばせてもらった。

 

各章の章立てだけを見ても

団塊ジュニアのおじさんは愕然とする。

 

 第1章 先生、どうか皆の前でほめないで下さい

     --目立ちたくない若者たち
 第2章 成功した人もしない人も平等にして下さい

    --理想はどんな時でも均等分配
 第3章 自分の提案が採用されるのが怖いです

    --自分で決められない若者たち
 第4章 浮いたらどうしようといつも考えてます

    --保険に保険をかける人間関係
 第5章 就職活動でも発揮されるいい子症候群

    --ひたすら安定を求めて
 第6章 頼まれたら全然やるんですけどね-

    -社会貢献へのゆがんだ憧れ
 第7章 自分にはそんな能力はないので

    --どこまでも自分に自信のない若者たち
 第8章 指示を待ってただけなんですけど

    --若者たちの間に広がる学歴社会志向とコネ志向
 第9章 他人の足を引っ張る日本人

    --若者たちが育った社会
 第10章 いい子症候群の若者たちへ

    --環境を変える、自分を変える

 

「いい子症候群」なるほどぉ~。

もちろんZ世代や20代の若者が全員こうなわけではなく、

恐らくグロービス経営大学院にいらっしゃる若者は全く違う人種だが

「受講マスト」の企業研修だと

このマスである「いい子症候群」に当たるのだろうなぁ。

 

大学院でも企業研修でも

「はーい、一人三回以上手を挙げて発言してね。

 発言されない方にはコールドコールで当てますよ~」

とデフォルトで申し上げるがこれは

「いい子症候群」には拷問に思うらしい(苦笑)。

あと、ご発言にはかならずポジティブな

フィードバックを心がけているが

これも「いい子症候群」には嫌なのかな??

 

面白い、と思うのがこの「いい子症候群」と同世代であるハズの長女。

当てはまるなぁと思うものもあれば全く違うなぁ、

というところもあり、やはり世代だけで語るのは無理があるのだろう。

あくまでも一つの参考に、だね。

 

 

逆境を越えて 宅急便の父 小倉昌男伝/山岡 淳一郎 24073

 

★★★★★

エグゼクティブマネジメントプログラムのD9は

「クロネコヤマト宅急便」である。

ヤマト運輸の小倉昌男さんと言えば

 

が経営書としても一押しではあるが、

この本も実に良い。

「小倉昌男 経営学」は一人称であったが、

この本は部下たちや大学の後輩、ヤマト福祉財団の関係者などからの

綿密な取材によって「経営者 小倉昌男」や

「クロネコヤマト宅急便がなぜ、どうやって生まれたか」が

浮かび上がってくる。

 

この本を読むと、小倉昌男さんの人生が戦いの連続、

逆境の連続だったことに改めて氣づく。

 

戦中戦後は飢えと士の病であった結核、

次はカリスマ創業者小倉康臣、

大株主であった鶴一族、

大口から小口へと移行する際の労働組合、

小口で宅配など儲かるわけがないという世の常識や固定観念、

そして運輸省や郵政省。。

 

確かに「経営学 小倉昌男」でも

どれもみな書かれていたことだが

やはりそれなりの忖度があり、

本書の方が遠慮なくて生々しい。

 

経営学やグロービスのケースは

ちょっと綺麗すぎるかも。

 

逆境を越えて 宅急便の父 小倉昌男伝/山岡淳一郎 23332

週刊ダイヤモンド 2/24号 丸ごと一冊「半導体」24072

 

★★★★★

最近日経平均株価が史上最高を更新した。

ただ、個人的に持っている株は見事に動かない(笑)。

報道などを見ると「半導体」関連の株が高騰しているのだと。

残念ながらソニーさんなどの半導体関連株は

とっくに売ってしまっている。。

 

で、本号。

なんと今回で週刊ダイヤモンドは創刊5,000号記念なのだそうな。

毎週、それを5,000回とは素晴らしいね。

おめでとうございます。

 

そんな記念すべき号の特集が「丸ごと半導体」。

まずはこの潔さに驚く。さすが週刊ダイヤモンドさん。

自社に対しても遠慮ない。

 

もうこの週刊ダイヤモンドさんも長年読み続けてきているが、

その中でも「半導体」に好意的肯定的だった特集は覚えがない。

それが今回は「日本の半導体」産業の明るさが眩しく覚えるほど。

 

 国家ぐるみの狂乱投資

 

と少々揶揄する表現はありながらも、

なんだか半導体が面白くなってきたのかな。

「半導体敗戦」からもし復活できたのならば

これは嬉しいね。