年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記 -5ページ目

週刊ダイヤモンド 3/9号 後悔しない医療・介護 24087

 

★★★★☆

昨年までは父親の姉、叔母の看取りが

重大なイシューであったが、

そろそろ私と嫁の双方の両親も他人事では無くなってきた。

 

 ケアマネ難民を免れるための

 「要介護認定調査」必勝法

 

などを興味深く読む。

 

 具体的なエピソードを交えるのがコツ

 

なのだそうだ。

介護認定調査員も何らかの判断軸を以て

判断せざるを得ないのだから

「ルール」を事前に熟知する、は当然であろう。

 

後興味深いのが特別養護老人ホーム。

叔母の施設選択の際には特養は入所がかなり

難しかったが

 

 ところがこの10年で待機者は大幅に減った

 

とのこと。

 

 安さよりも過ごしやすい居室環境を求めるのであれば

 よりチャンスは回ってきやすい。

 近年は国による推奨のもと、完全個室で

 居室前に共有のリビングスペースを備えた

 ユニット型施設が増えている。

 ユニット型個室は従来型の相部屋よりも費用がかさむ。

 安さが第一という待機者はユニット型うぃ避けるため

 空きがあれば入りやすいのだ。

 

なるほど。やはり時間が経過すると

諸々の環境は変化するのだ。

介護も定期的なウォッチが必要と改めて思う。

 

道元一日一言/大谷哲夫編 24086

 

★★★★★

二回目。

 

 4月1日 正師をみると
 正師をみると、正師に嗣承せると、

 正法をきけると、いまだ正法をきかず

 正師をみ ざると、はるかにことなる。

  『正法眼蔵』「心不可得」


 【訳】正師(仏法を正しく得た明眼の師)に お会いし、

 その正師に相承して、正法を聴 いた者と、

 いまだに正法を聴かず正師にお会いしない人とでは、

 遥かな違いがある。
 「学道用心集」

 4月2日 正師を得ざれば

 正師を得ざれば、学ばざるにしかず。

  【訳】正師に出会わなければ、

 仏法は参学 しない方がましである。

 
実に厳しい。。
これなどを読むと他人様に何かを教えることが
とても怖くなってしまう。
死ぬまで精進、精進。

 

道元一日一言/大谷哲夫編 20203

週刊ダイヤモンド 3/2号 新NISAで狙う強い日本株 24085

 

★★★★★

あれ、週刊ダイヤモンドさんまた株式投資の特集?

と思ったら2月24日号は一応「半導体」が切り口だった。

 

週刊ダイヤモンド 2/24号 丸ごと一冊「半導体」24072

 

株式投資、となると約半年ぶり。

日経平均株価最高値を更新し続けてて、

でも所有している株で上がっているのは

辞めて株式全部売っちゃうのは

なんだかつれない氣がして残しておいた

1,000株しか持っていない丸紅さんの株くらい。

他の所有株式は微動だにしない(苦笑)。

 

なんだか本号を読むと半導体の次は

インフレを追い風にできそうな不動産銘柄?

とも思うがどうなんだろう。。

不動産関連は業界的には得意ではあるけれど、

前勤務先であったJPMC株や

一棟マンションなどを所有しつつもさらに不動産銘柄、

というのはポートフォリオ上よろしくないのかなぁ、とも。

でも半導体に今更突っ込む勇氣はさらさらなく、

きっとああだこうだと悩んでいるうちに

また月日は過ぎていく(笑)。

 

そしていつしか暴落したら

「やはり自分は強みである不動産ビジネスで稼ごう」

と思うに違いない(笑)。

 

 

 

週刊ダイヤモンド 7/1号 激安株 23230

プア・ジャパン 氣がつけば「貧困大国」/野口悠紀雄 24084

 

★★★★★

野口悠紀雄先生でこのタイトル、、

覚悟はしていたがそれを上回る内容。

「日本全体」が変革を成し遂げ再び浮かび上がる、

というのはもしかしてもう無理かも?

とつい思ってしまうほど厳しい内容。

 

となると日本のマジョリティや

平均はそうなったとしても

まず家族、そして親しい友人や

グロービス経営大学院の仲間たちなどは

なんとしてでも救いたい、とも切に思う。

 

「超」創造法 生成AIで知的活動はどう変わる?/野口悠紀雄 24052

 

2040年の日本/野口悠紀雄 23100

 

円安と補助金で自壊する日本 2023年、日本の金利上昇は必至!/野口悠紀雄 22360

 

「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ/野口悠紀雄 22323

 

年金崩壊後を生き抜く「超」現役論/野口悠紀雄 22113

 

書くことについて/野口悠紀雄 22092

 

CBDC 中央銀行デジタル通貨の衝撃/野口悠紀雄 22079

 

入門 米中経済戦争/野口悠紀雄 22062

 

リモート経済の衝撃/野口悠紀雄 22054

 

中国が世界を攪乱する―AI・コロナ・デジタル人民元/野口悠紀雄 20176

 

ビジネスに活かすファイナンス理論入門/野口悠紀雄 15036

 

平成はなぜ失敗したのか (「失われた30年」の分析)/野口悠紀雄 19328

 
 

生き方/稲盛和夫 24083

 

★★★★★

四回目。

経営者、大学院で経営戦略やマーケティングを教えさせて頂く身なのに

なぜ哲学や宗教の本を多く手に取るのか。

受講生の皆さんが恐らく思っていて

質問しないことなのではないか。

 

本書のプロローグにその答えがあると思う。

 

 混迷の時代だからこそ 「生き方」を問い直す

 私たちはいま、混迷を極め、

 先行きの見えない「不安の時代」を生きています。

 豊かなはずなのに心は満たされず、

 衣食足りているはずなのに礼節に乏しく、

 自由なはずなのにどこか閉塞感がある。

 やる氣さえあれば、どんなものでも手に入り何でもできるのに、

 無氣力で悲観的になり、なかには犯罪や不祥事に

 手を染めてしまう人もいます。

 そういう時代にもっとも必要なのは、

 「人間は何のために生きるのか」

 という根本的な問いではないかと思います。

 まず、そのことに真正面から向かい合い、

 生きる指針としての「哲学」を確立することが必要なのです。

 哲学とは、理念あるいは思想などといいかえてもよいでしょう。

 そのような閉塞的な状況が社会を

 覆いつくしているのはなぜなのでしょうか。

 それは、 多くの人が生きる意味や価値を見いだせず、

 人生の指針を見失ってしまっているからではないでしょうか。

 今日の社会の混乱が、

 そうした人生観の欠如に起因するように思えるのは、

 私だけではないと思います。

 それは砂漠に水をまくようなむなしい行為であり、

 早瀬に杭を打つのに似たむずかしい

 行為なのかもしれません。

 しかし、懸命に汗をかくことをどこかさげすむような

 風潮のある時代だからこそ、

 単純でまっすぐな問いかけが重い意味をもつのだと私は信じています。

 そのような根幹から生き方を考えていく試みがなされないかぎり、

 いよいよ混迷は深まり、未来はますます混沌として、

 社会には混乱が広がっていく

 ――そうした切実な危機感 と焦燥感にとらわれているのも、

 やはり私だけではないはずです。 

 私は本書の中で、

 人間の「生き方」というものを真正面からとらえ、

 根幹から見据えて、思うところを忌憚なく説いてみたいと思っています。

 生きる意味と人生のあり方を根本から問い直してみたい。

 そうしてそれを時代の急流に打ち込む、

 ささやかな一本の杭としたいと考えています。
 読者の方々が、生きる喜びを見いだし、

 幸福に満ちた充実した人生を送るための何らかの

 ヒントを本書から得ていただければ、この上ない喜びです。

 

経営ではToBeを明確にしなければ

戦略は立てることが出来ない。

人生も同じだと思う。

 

ToBeが決まれば戦略は自ずから決まる。

どのような人間になるべきか、

どのような人生を送るべきか、

の理想を今後も追求し続けたい。

 

生き方/稲盛和夫 22311

 

生き方/稲盛和夫 20088

 

生き方―人間として一番大切なこと/稲盛和夫 16036

イーロン・マスクの生声/ジェシカ・イースト 24082

 

★★★★★

先日の

 

マンガでわかる イーロン・マスクの起業と経営/桑原晃弥 24060

 

が実に良かったので、ほかのイーロン・マスクの本を読んでみる。

先の本では「凄いとは思うけど。。リスク不感症なのかな??」

と思ったけれど、こんなことを本書で言っていた。

 

 自分のことを恐れ知らずとは思わない。
 それどころか、かなりの恐がりだと思う。

 

怖がりのレベル感が常人とは違うのかな??

ますます興味が出てきた。

202401グロービス経営大学院マーケティング・経営戦略基礎クラス最終講義を終えて

昨日はグロービス経営大学院の

2024年1月期マーケティング・経営戦略基礎Aクラス最終講義でした。

皆さん年度末のご多忙の中最後までよく頑張りました!

皆さんからの心の籠ったプレゼント

「G事務局、メンター、講師の写真入りTシャツ」

「花束」「寄せ書き」ありがとうございました!!

D7、D8も楽しみにしております(^^)/

不動産フォーラム 24年3月号 24081

不動産フォーラム 24年3月号

★★★★☆

 

 備えあれば憂いなし、地震の基礎知識

 

を読みため息をつく。

私にとっての「大震災」とは

いつまで経っても西宮の丸紅独身寮で被災した

「阪神淡路大震災(マグニチュード7.3)」なのだが、

マグニチュードでいうと先日の

「能登半島地震(マグニチュード7.6)」の方が上回っている。

 

0.3の差、と思うが

 

 マグニチュードが0.1大きくなると、

 √2でエネルギーが大きくなる

 

らしいので約2.8倍も大きいことになる。。

天地の終わりか?と思ったあの阪神淡路大震災の

三倍近く、とは。。

ちなみに東日本大震災はマグニチュード9.0!!

マグニチュードが2増えるとエネルギーは1,000倍になる、と。

直下型地震との違い、とはいえども

少し寄付したくらいで満足しちゃいけないな。

致知 2024年4月号 運命をひらくもの 24080

致知 2024年4月号 運命をひらくもの

★★★★★

おお、致知の表紙と巻頭対談がさだまさしさん、とは。

さだまさしさん、といえば

「北の国から」と「関白宣言」くらいしか知らない。。

 

昨晩の秘密結社「G致知木鶏会」では

参加者Mさんが「数十年来のファン。歌詞が深く優しい」と。

「一押し、お薦めの曲は?」と聞くと

「主人公」と。

またじっくり聴いてみるが、今回何より衝撃を受けたのが

私が数十年来ファンである浜田省吾さんと同い年!だったこと。

感想が難しいが。。いろんな歳の取り方があるんだね(笑)。

 

個人的に嬉しかったのは五木寛之さんの

新連載「千年の名言 今を生きる言葉」と

北康利さんの新連載「二宮尊徳 ~世界に誇るべき偉人の生涯~」

だろうか。

 

報徳記/富田高慶 23224

 

でも感じたが、二宮尊徳は生涯通じての苦労人であり、

今回ショックを受けたのが崇徳上皇や平将門なみの

「怨霊」扱いをされている、ということ。

 

この前小田原城の報徳二宮神社へ行った時には

「藩主でもないのに城内に神社まで造ってもらって。さすがだなぁ」

と思ったが死後かなり経ってのことらしい。

お墓は日光の報徳二宮神社にあるのだとか。

週末、日光に行ってみようと思ってたので

早速二宮尊徳のお墓参りに行ってみようと思う。

 

不動産フォーラム 24年2月号 24079

不動産フォーラム 2024年2月号

★★★★☆

 

コラムであるが

「恋愛は時間とお金の無駄である」という時代

という島村美由紀さんの記事に衝撃を受ける。

 

 恋人なし・交際経験なしの男女増加

 男性と付き合うのはヒマな女子

 

らしい(苦笑)。

 

昭和のオジサンには何のことか分からない!

と思いたくなるけど

マーケティングの基本は

「顧客になりきって考え感じる」こと。

先入観は捨てなきゃね。