年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記 -762ページ目

インターネットマガジン 02月号/05024



著者: NoData
タイトル: インターネットマガジン 02月号 [雑誌]






★★★★☆

定期購読しているインターネットマガジン。
いつも勉強になる。

今回は検索エンジンの特集で、
個人的には「アクスジープ」という
昨年夏に始まった新サービスの解説が興味深かった。
登場した折には「こりゃスグ消えるかな?」と思っていたが
そのアルゴリズムからして意外と面白そうだ。
試しに使ってみようかな。

広告に携わる人の総合講座 平成16年版/日経広告研究所 05023


著者: 日経広告研究所
タイトル: 広告に携わる人の総合講座 平成16年版 広告のすべてがわかる理論とケース・スタディー

☆☆☆☆☆~★★★★☆

各界23人の講座を新たに編集し直したもの。
学会からビジネス最前線の実務家まで。

大学教授の章は大凡つまらなく、
途中で投げ出したくなったが、
さすがに実務家のところは面白い。

ユニクロの広告に携わったタナカノリユキ氏、
三菱自動車の関雅文氏、
スタッフサービスの桂晴則氏
ファンケルの矢島明氏
など、各社広告部長らの経験談は非常にリアルだし、
説得力もあった。

それにしてもだれとは言わないが
大学教授のはなぜこれほどつまらないのだろう。。。

立ち読みで気になるテーマだけを拾い読みすれば
それで必要十分。


著者: 日経広告研究所
タイトル: 広告に携わる人の総合講座 平成16年版 広告のすべてがわかる理論とケース・スタディー

トヨタ流「改善力」の鍛え方/若松 義人 05022


著者: 若松 義人
タイトル: トヨタ流「改善力」の鍛え方―強者のノウハウはあらゆる場で必ず強い!

★★★★☆

昔からお付き合いさせて頂いているコンサルタントの先生と
先日新年会をさせて頂いた。
相変わらずの切れ味でいつも感心するばかりだが、
今回先生に「最近、どんな勉強をされてますか?」
と質問してみた。

「この本を読んでいるんだ。貴方に差し上げます」
と仰って頂いたので図々しくも頂戴したのがこの本。

著者はトヨタ生産方式に秘策は無い、と言う。
「当たり前のことを当たり前に、徹底してやる」ということ。
そんな簡単なことなのに、なぜトヨタばかりが強いのだろう。
ではなぜ、トヨタ以外の会社は「当たり前のこと」ができないのか。
なぜ、やろうと決心してもそれを継続できないのだろう。
トヨタはそれを継続させるため、「当たり前のことをする」のが
カルチャーになり、社員の血と肉になっている。
創業以来、社長が、社員がきっとほぼ同じことを言い続けやり続け、
潜在意識の下までに叩き込んでいるからなのだろう。

会社の文化というかDNAというか、
そういったものはなかなか数値化はできないし、
社内にいると却って分らないものだろうけど
とても大事だし、それが逆に働くととても怖いものだな、
とも思った。


著者: 若松 義人
タイトル: トヨタ流「改善力」の鍛え方―強者のノウハウはあらゆる場で必ず強い!

ひと駅の間に成功に近づく/中谷 彰宏 05021


著者: 中谷 彰宏
タイトル: ひと駅の間に成功に近づく

★★★☆☆
「コンビには、買わないで出る時の罪悪感がないのがいい」
という件が面白い。

「冷やかし」を歓迎し、数多く来店してもらえれば
却って売上が増えるのでは?というもの。

マンションのモデルルームでも応用できないか?

きっと素人のお客様にとって、
海千山千(と思われている)の不動産営業マンがいる
販売センターに入っていく、というのは
清水の舞台から飛び降りるようなものなんだろうな。
特に最近「予約制」なんてふざけたところも多いし。

「非日常を作り出す」というのも正論かもしれないけど、
敷居が高い、のもいいことばかりじゃあるまい。


著者: 中谷 彰宏
タイトル: ひと駅の間に成功に近づく

当たる「DM(ダイレクトメール)」はこうつくる/小野 達郎 05020


著者: 小野 達郎
タイトル: 当たる「DM(ダイレクトメール)」はこうつくる―開封率&成約率アップ・プレミアム活用・商品アピール・見込み客&固定客づくりの最強テクニックとコツ100 船井総研の売上アップ真骨頂シリーズ

★★★★★
船井総研はすごい、と思った。
すぐ試せそう。
弊社関係者の皆様に是非読んで頂きたい。

また、今まで、弊社のDMが如何に考え無しで送っていたか、
を痛切に感じさせられた。
「DMの効果が無い」ではなくやり方が悪かったんだ。


著者: 小野 達郎
タイトル: 当たる「DM(ダイレクトメール)」はこうつくる―開封率&成約率アップ・プレミアム活用・商品アピール・見込み客&固定客づくりの最強テクニックとコツ100 船井総研の売上アップ真骨頂シリーズ

わが友 本田宗一郎/井深 大 05019


著者: 井深 大
タイトル: わが友 本田宗一郎
★★★★☆

本田宗一郎さんと井深大さんの友情に熱くなった。
このような友人と一生のお付き合いが出来たら
それだけで幸せだろうな。

仕事でも得ることがあった。
二人の対談で「OEMなど、手っ取り早く儲かる話があっても、
ソニーブランド、ホンダブランドのためにならないことであれば
苦しくても断ってきた。それがプライドにつながり
それがブランド形成に繋がったと思う」とあったが、
全くその通りだと思う。

ブランドは小手先のテクニックなんかじゃない、
ブランディングを勉強すればするほどそう思う。
仕事や商品への思い入れこだわりを如何に上手く伝えるか、
ということであって、「伝えること」ばかり考えてちゃダメだな。


著者: 井深 大
タイトル: わが友 本田宗一郎

西郷隆盛の人生訓/童門 冬二 05018


著者: 童門 冬二
タイトル: 西郷隆盛の人生訓

★★☆☆☆
何だか同じ話やエピソードの繰り返しでうんざりした。
ちゃんと編集し直せばきっと1/3くらいになると思う。
ひとつひとつの内容は悪くないのに、残念!

著者: 童門 冬二
タイトル: 西郷隆盛の人生訓

思いをカタチに変えよ!/渡邉 美樹, テラウチ マサト 05017


著者: 渡邉 美樹, テラウチ マサト
タイトル: 思いをカタチに変えよ!―だれもが人生の主人公で生きるために

★★★★★
親しい友人からお借りしていた本。
率直でとても力のある渡邉氏の文章に
テラウチ氏の暖かく美しい写真。
感動した。良い本だった。

「青年社長」 という本を随分前に読んだ時に
ワタミフードサービスの同氏を初めて知って、
興味は持っていたが、今回の本を読んで
「この人は平成の松下幸之助になるんじゃないかな?」と
真剣に思った。

「如何に儲けるか?」とか「如何に自分はすごいか」ということを
自分の著書で語る経営者は数多くいるけれど、
これほどの説得力をもって「如何に生きるか」という
哲学を語れる経営者は最近いただろうか?

郁文館学園の理事長となり中高の教育の建て直しに燃える
(詳細は さあ、学校をはじめよう―子どもを幸福にする青年社長の教育改革600日
同氏とPHPや松下政経塾を作った松下翁とダブって見えるのは
小生だけであろうか?

あと、屋久島へ行ってみたくなった。
今年の夏に行ってみよう。

著者: 渡邉 美樹, テラウチ マサト
タイトル: 思いをカタチに変えよ!―だれもが人生の主人公で生きるために

日経パソコン 04/11/8号 05016

★★★☆☆

日経パソコン。
「長続きする!これが私の”守る”道」

机の上に重なっていて読んでいない日経PCを見つけた。
まだまだ沢山発掘されそうだ(笑)。
頑張って読んでいこう。

今回はPCデータのバックアップの記事だった。
小生は自宅のPCは年に数回程度行っている。
デスクトップのデータを丸ごとノートに移している。
会社のは・・・やっていない。
先日、先輩がいつも使っているVAIOのデータが吹っ飛んだ、
と泣いていた。
他人事じゃないよな、と思った。

あと、iTunesとWindows Media Playerの比較をしていた。
ipodを買おうと思ってたので個人的にはとてもタイムリーだった。
うーん、Winの方がよさそうな気がする。。。
格好よいのはipodだが、後々のことを考えると。。。

商売の原点/鈴木 敏文 05015


著者: 鈴木 敏文
タイトル: 商売の原点

★★★★☆
学生時代から「師」と仰ぐセブンイレブン会長の初の著作。
POSシステムに興味を持ち、半年間アルバイトもした。
就職活動時、内定も頂戴した(お断りしてスイマセン)。

やはり、すごい。
「品ぞろえ」「鮮度管理」「クリンリネス(清潔)」
「フレンドリーサービス」を基本4原則とし
繰り返し繰り返し徹底する。
「当たり前のことを当たり前にする」ということは
とても難しいことだと思う。
それを何十年も継続してきた同社や同氏の偉大さには
本当に感動してしまう。

あと、一番印象に残ったのは
「消費は心理学で考える」というところ。
「今は完全に買い手市場に入っており、
『これだけ価格が下がったから消費が増えるはずだ』という感覚だけで
考えてはいけない」と言う。
「効用を超えた、心理的要素が増えた消費、それは心理学の分野だ」と。

学生時代は心理学にもはまった。
もう一度勉強し直してみよう。


著者: 鈴木 敏文
タイトル: 商売の原点