「売れるブランド」のつくり方/石澤 昭彦 05001
著者: 石澤 昭彦
タイトル: 「売れるブランド」のつくり方
★★☆☆☆
さて、今年一発目の同書、語り口調は柔らかく、
非常に分りやすいんだけど、
結局は「アサツーDKのブランドコンサルを受けて頂戴」
と言っているようにしか読めなかった。
雑談やエピソード、アイデア発想法などは楽しく読めたが、
では同書を読んで売れるブランドが作れる、
とは正直思わなかった。
でも著者の方とお話はしてみたいな、とは思わせた。
クライアントとして罠にはまっているだけなのだろうか。。。
著者: 石澤 昭彦
タイトル: 「売れるブランド」のつくり方
質問する力/大前 研一
著者: 大前 研一
タイトル: 質問する力
★★☆☆☆
先日、「考える技術」を読んだばかりだったからか、
「なんだか同じことばかり言っているなぁ」と思ってしまった。
(「考える技術」の方が後の出版だから、
真実は逆なのではあるが)
第一章の「地価の下落は予想できた」は
マンション屋には耳の痛い話。
時は91年~95年の日本。
「バブルの後始末、余った土地の処分のために、政府と業界は
『持ち家購入のチャンス!』と煽って景気を回復させようとした、
というもの。
でも会社の先輩(不動産・マンションのプロ)
を見てもこの時期に買った(買ってしまった)人は非常に多い。
「ローン返済」と「不動産価値の下落」の競争で
全く「ローン返済」が追いつかず、
ローンは6千万も残っているのに中古でマンションを売っても
2千万くらいしかならず、買換も出来ないどうしようもない、
という人が何人も思い出せる。
自ら作ったブームで自分まで踊ってしまった、
ということだろうか。
とにかく、大前さんの本を読むと不動産やマンション、家は
全く欲しくなくなる。
とくに数年前ファイナンシャルプランナーの
勉強をしてからはなおさらだ。
というわけで、他人の家は何千戸もつくりながら、
未だに社宅住まいの私でした(笑)。
著者: 大前 研一
タイトル: 質問する力
相場師一代/是川 銀蔵
著者: 是川 銀蔵
タイトル: 相場師一代
★★★☆☆
「最後の相場師」と言われた是川 銀蔵氏の自伝。
16歳の少年が単身満州に渡り、商売での成功と挫折を繰り返す。
その後は株の世界で93歳まで現役で活躍する様が
目の前にありありと浮かぶ。
「小学校しか出ていない」と謙遜するが、
失敗のたびに数年間図書館に籠もり、只管勉強をする。
それもすごいと思うが4人の子供を抱えながら
収入が全く無い、「たけのこ生活」を続ける夫を信じきる
奥さんもこれまた只者ではない。
何十億、何百億と稼ぎながら税金に殆ど持っていかれ、
今はすっからかん、こんなに勉強しても儲けても
結局は何も残らないんだから株なんか止めちまえ、と。
そうか、やっぱり博打は胴元が儲かるようになっているんだ。
株式相場を国が開いた賭場だと思えば、
最後は国に全部持っていかれちゃうんだな。
著者: 是川 銀蔵
タイトル: 相場師一代
「顧客の声」は本当にビジネスに役立つのか?/藤田 憲一
著者: ジェイ・マーチ, 藤田 憲一
タイトル: 「顧客の声」は本当にビジネスに役立つのか?
★☆☆☆☆
つまり著者が運営する「とくっち.com
」という
コミュニティサイトの宣伝だった。
一年ほど前、ガーラ
という
コミニティを扱い上場までしてしまった会社に詳しく話を伺ったことがある。
「分譲マンション販促用コミュニティサイトを作れないか?」と
相当検討したが、
1.価格が高い。ポータルサイトの開発よりも高くついた。
2.全国を商圏とする消費財では成功例があるようだが、商圏の狭い
「分譲マンション」には過大投資なのでは?と思った。
3.マンションはやはり「クレーム産業」。「一番高い買い物」だから
万一問題が起こってしまった際には非常に深刻である。
だからこそやる意味があるとも思ったが、
自分で納得し切れなかった。
と判断し、興味は尽きなかったものの取止めた。
正直なところそのような先入観があった中で読んだが、
「マンション販売には時期尚早」という感を改めて強くしただけだった、かも。
すくなくともこの本は私のビジネスには役立たなかった、な。
著者: ジェイ・マーチ, 藤田 憲一
タイトル: 「顧客の声」は本当にビジネスに役立つのか?
マンガの描き方―似顔絵から長編まで/手塚 治虫
著者: 手塚 治虫
タイトル: マンガの描き方―似顔絵から長編まで
★★★★☆
マンガは「システム」「科学」ある、と思った。
さすが天才、神様。
目・鼻・口などのパーツを組み合わせる
「表情の作り方」や長編のストーリーの構成の仕方など、
まさか「行き当たりばったり」で描いているとは思わなかったものの、
ここまでシステマチックに考えているとは
素人には思いもよらなかった。
別に「マンガ家」になろう、という人でなくても
充分吸収できるものがある、そう思った。
ビジネスにも生かせそう。
「アイデア出し」や「企画書作成」などには
すぐに役立てることが出来そうだ。
「ブッダ」や「ブラックジャック」は愛読書であるが
今度は読む視点が変わりそう、と思った。
最後はやはり、自分でもマンガを描いてみたくなった。
娘のために試してみるか。
著者: 手塚 治虫
タイトル: マンガの描き方―似顔絵から長編まで
お父さんがサンタクロース
大成功!だった。
3歳の娘は息が止まるんじゃないか?って心配なほど
びっくり&感激していた。
一度こっそり家に入り、玄関横の部屋で着替え、
もう一度外にでてからチャイムを鳴らして
「Merry X'mas!」と叫んで登場。
喋ったらバレると思い、全部身振り手振り。
娘が大興奮している間にさっさと玄関の外に逃げた。
その後またスーツに着替え、もう一度帰ったフリをした。
ここまでやれば満足だろ!!
座右の諭吉 才能より決断/齋藤 孝
著者: 齋藤 孝
タイトル: 座右の諭吉 才能より決断
★★★★☆
1ヶ月ほど前、「座右のゲーテ」 を読んで
たいへん良かったので買っておいた。
齋藤孝さん、さすが、外しませんね。面白かった!
小学生の頃、福沢諭吉の伝記を読んだことがあったが
一万円札の肖像にもなるのに
その伝記程度の知識しかなかった。
ヒタスラ勉強して、慶應義塾を始め銀行や新聞などを
日本で初めて作った男。
本書はそのような業績・実績をどのような個性・人間性で
達成したのかをエピソードを絡めて明らかにする。
とにかくクールな現実主義者で
意味の無いこと、無駄なことを避ける。
「悩む暇があったら勉強すれば良い」
その通り、だと思った。
目の前がちょっと開けたような気がした。
なんだか、慶應出身の方の人付き合いの上手さ、
スマートさ(全員が全員そう、ではないけど)は
創業者のキャラクターを継承しているのでは?
とも感じた。
「氣」の威力/藤平 光一
著者: 藤平 光一
タイトル: 「氣」の威力
★★★★☆
愛読書。
何度読んだか分らない。
藤平(とうへい)光一先生は合気道の師範。
ただ、小生とは流派が異なるのでお会いしたことは無い。
王選手の一本足打法や広岡監督に大きな影響を与え、
また千代の富士を指導・治療したことでも知られる。
改めて藤平先生の影響を大きく受けているんだな、と感じた。
合気道を他人に教える時に使っている言葉は
藤平先生の「受け売り」が多いんだって(笑)。
「ゴルフは身体に良くない。身体を片方にしか捻らない
運動が身体に良いわけが無い」というのは苦手なゴルフの誘いを
お断りする常套手段だし(笑)。
「指先ブラブラ体操」というのがあって、
体の緊張をほぐし集中力を高めるにはとても優れている方法だが、
合気道の試合の時はもちろん、大事な会議にも大いに役立っている。
先日も西麻布のとあるクラブでダーツをしたときに、
ど真ん中(ダブルプルというらしい)に三回連続に命中し
本人もびっくりして酔いがさめた(笑)。
この体操を試してみた直後だった。
ところで藤平先生、著作を拝読する限り、
少々自慢話は多いものの素晴らしい人間性の持ち主に感じられ、
以前より是非お会いしたい、と思っているものの、
先生を知る数人の方にご相談してもいつもなんとなく遠まわしに
「止めておいたほうが良いよ」と言われてしまう。
どんな方なんだろう??
大正9年のお生まれだから、もうよいお歳だろうし。。。
もっと早く受けてみたかった「ブランドの授業」/阪本 啓一
著者: 阪本 啓一
タイトル: もっと早く受けてみたかった「ブランドの授業」
―「本当の価値」はどのように創られるのか?
★★★★☆
非常に分りやすく、且つすぐ「試してみよう!」
と思える内容が多かった。
これまでブランドの本は結構読んできたど、
(もちろんブログを始める前からも)
「役に立ちそう度」は高い。
他にも書きたいことがあるが、
これから3歳の娘のために「サンタ」を
しなければならないので
今日はこれまで。
わざわざ着ぐるみを1500円で買ってきた。
ひげや眉毛もついている本格派!
アシスタントのK嬢には
「絶対ばれますよ。子供の夢を壊さないで下さいね」
と冷たく言われたが
うちの娘は「すれていない」ので
きっと大丈夫!
著者: 阪本 啓一
タイトル: もっと早く受けてみたかった「ブランドの授業」
―「本当の価値」はどのように創られるのか?