年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記
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不動産フォーラム 24年2月号 24079

不動産フォーラム 2024年2月号

★★★★☆

 

コラムであるが

「恋愛は時間とお金の無駄である」という時代

という島村美由紀さんの記事に衝撃を受ける。

 

 恋人なし・交際経験なしの男女増加

 男性と付き合うのはヒマな女子

 

らしい(苦笑)。

 

昭和のオジサンには何のことか分からない!

と思いたくなるけど

マーケティングの基本は

「顧客になりきって考え感じる」こと。

先入観は捨てなきゃね。

デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー/市谷聡啓 24078

 

★★★★★

グロービスマネジメントスクールの

エグゼクティブマネジメントプログラムDay9は

「シーメンスのデジタル化」

 

これがなかなか難解なケースで

8割くらいの受講生がアンケートで

「難しかった」「難しすぎた」

などのコメントをされる、

もしかしたらエグゼクティブマネジメントプログラム

最難関のケースなのかもしれない。

 

ハンドアウトにもかなり手を加えているが、

まだまだCIOやCDO(Chief Digital Officer)たちの

心に刺さるような生々しい話が出来ているかというと

まだまだ工夫の余地がありそう。

 

そんな中で手に取ったのが本書。

DXをジャーニーや組織変革と捉えて、というのが良い。

これを参考に講義もまたブラッシュアップできそう。

不動産フォーラム 24年1月号 24077

不動産フォーラム 2024年1月号

★★★★☆

 

大阪出張に持参。

 

国土交通省 不動産・建設経済局 不動産課長

川合紀子さんの「2024年の不動産業行政について」

が興味深い。

PEST分析でPを押えるならば1年に一回くらいは

行政の目指す方向性は確認しておいた方が良いね。

 

個人的に嬉しいのは宅建士免許更新時の研修が

オンラインで申し込めてオンラインで受講できるようになる、

ということ。

 

前回はコロナ真っ最中にもかかわらず、

大会議室に1日寿司詰めで嫌だっだなぁ~。

 

宅建業免許申請もオンライン申請を進めている、と。

次回はオンライン申請が「簡単に」出来るように

是非ご努力頂きたいね。

確定申告並みがありがたい。

G-ビズとかよくわからん。。。

 

孔子家語/藤原正校訳 24076

 

★★★☆☆

安岡正篤先生が

 

運命を創る/安岡正篤 23365

 

にてお勧めされていた孔子家語。

読み下し文ではあったが、

さすがにちょっと難しい。

1933年発行で現代文にはせずそのままのよう。

 

孔子や子路、顔回など、論語で登場する人物が良く出てくるものの、

論語と重なるところは無い。

巻末の解説(これまた漢文書き下し文調)に

ポイントを抜き出したのが論語、

その後残ったものがこの孔子家語、という関係の様だ。

ならばポイントを繰り返し読んだ方が良いか。

 

 

[6巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン6 シナジーを発揮しよう 24075

 

★★★★★

7つの習慣プライベートコーチレッスンの

第6巻は「シナジーを発揮しよう」。今回もAudibleにて。

 

経営戦略クラスなどでは多様、連発しているワードの一つだが、

果たして自分がシナジーを活かしきれているか?

と振り返ると、まだまだな氣がしてきた。

 

いくつになっても学びがあるなぁ、

「7つの習慣」。

ありがとうございました。

 

 

[5巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン5 相手を理解しよう 24021

 

[4巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン4 Win-Winでいこう 23345

 

[3巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン3重要なことを実行しよう 23341

 

[2巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン2ビジョンを描こう 23331

 

[1巻] 7つの習慣プライベートコーチ レッスン1主体的にいこう 23319

 

7つの習慣-成功には原則があった!/スティーブン・R・コヴィー 20098

7つの習慣-成功には原則があった!/スティーブン・R・コヴィー 15205

7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・R・コヴィー 13324
7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・コビィー 13004
7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・R. コヴィー 11289
7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・R. コヴィー 11047

先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たち/金間大介 24074

 

★★★★★

かなりショッキングな本。

こんな本に出合えるから読書は楽しい。

 

ここ1年くらい、20代前半の方が多く含む企業研修講師のお仕事を

グロービスさんから何回も頂戴している。

そこでかなりの違和感を覚え、

そのヒントを求めている。

この本には多くのことを学ばせてもらった。

 

各章の章立てだけを見ても

団塊ジュニアのおじさんは愕然とする。

 

 第1章 先生、どうか皆の前でほめないで下さい

     --目立ちたくない若者たち
 第2章 成功した人もしない人も平等にして下さい

    --理想はどんな時でも均等分配
 第3章 自分の提案が採用されるのが怖いです

    --自分で決められない若者たち
 第4章 浮いたらどうしようといつも考えてます

    --保険に保険をかける人間関係
 第5章 就職活動でも発揮されるいい子症候群

    --ひたすら安定を求めて
 第6章 頼まれたら全然やるんですけどね-

    -社会貢献へのゆがんだ憧れ
 第7章 自分にはそんな能力はないので

    --どこまでも自分に自信のない若者たち
 第8章 指示を待ってただけなんですけど

    --若者たちの間に広がる学歴社会志向とコネ志向
 第9章 他人の足を引っ張る日本人

    --若者たちが育った社会
 第10章 いい子症候群の若者たちへ

    --環境を変える、自分を変える

 

「いい子症候群」なるほどぉ~。

もちろんZ世代や20代の若者が全員こうなわけではなく、

恐らくグロービス経営大学院にいらっしゃる若者は全く違う人種だが

「受講マスト」の企業研修だと

このマスである「いい子症候群」に当たるのだろうなぁ。

 

大学院でも企業研修でも

「はーい、一人三回以上手を挙げて発言してね。

 発言されない方にはコールドコールで当てますよ~」

とデフォルトで申し上げるがこれは

「いい子症候群」には拷問に思うらしい(苦笑)。

あと、ご発言にはかならずポジティブな

フィードバックを心がけているが

これも「いい子症候群」には嫌なのかな??

 

面白い、と思うのがこの「いい子症候群」と同世代であるハズの長女。

当てはまるなぁと思うものもあれば全く違うなぁ、

というところもあり、やはり世代だけで語るのは無理があるのだろう。

あくまでも一つの参考に、だね。

 

 

逆境を越えて 宅急便の父 小倉昌男伝/山岡 淳一郎 24073

 

★★★★★

エグゼクティブマネジメントプログラムのD9は

「クロネコヤマト宅急便」である。

ヤマト運輸の小倉昌男さんと言えば

 

が経営書としても一押しではあるが、

この本も実に良い。

「小倉昌男 経営学」は一人称であったが、

この本は部下たちや大学の後輩、ヤマト福祉財団の関係者などからの

綿密な取材によって「経営者 小倉昌男」や

「クロネコヤマト宅急便がなぜ、どうやって生まれたか」が

浮かび上がってくる。

 

この本を読むと、小倉昌男さんの人生が戦いの連続、

逆境の連続だったことに改めて氣づく。

 

戦中戦後は飢えと士の病であった結核、

次はカリスマ創業者小倉康臣、

大株主であった鶴一族、

大口から小口へと移行する際の労働組合、

小口で宅配など儲かるわけがないという世の常識や固定観念、

そして運輸省や郵政省。。

 

確かに「経営学 小倉昌男」でも

どれもみな書かれていたことだが

やはりそれなりの忖度があり、

本書の方が遠慮なくて生々しい。

 

経営学やグロービスのケースは

ちょっと綺麗すぎるかも。

 

逆境を越えて 宅急便の父 小倉昌男伝/山岡淳一郎 23332

週刊ダイヤモンド 2/24号 丸ごと一冊「半導体」24072

 

★★★★★

最近日経平均株価が史上最高を更新した。

ただ、個人的に持っている株は見事に動かない(笑)。

報道などを見ると「半導体」関連の株が高騰しているのだと。

残念ながらソニーさんなどの半導体関連株は

とっくに売ってしまっている。。

 

で、本号。

なんと今回で週刊ダイヤモンドは創刊5,000号記念なのだそうな。

毎週、それを5,000回とは素晴らしいね。

おめでとうございます。

 

そんな記念すべき号の特集が「丸ごと半導体」。

まずはこの潔さに驚く。さすが週刊ダイヤモンドさん。

自社に対しても遠慮ない。

 

もうこの週刊ダイヤモンドさんも長年読み続けてきているが、

その中でも「半導体」に好意的肯定的だった特集は覚えがない。

それが今回は「日本の半導体」産業の明るさが眩しく覚えるほど。

 

 国家ぐるみの狂乱投資

 

と少々揶揄する表現はありながらも、

なんだか半導体が面白くなってきたのかな。

「半導体敗戦」からもし復活できたのならば

これは嬉しいね。

佐藤一斎『重職心得箇条』を読む/安岡正篤 24071

 

★★★★★

3年ぶり6回目。

 

グロービス経営大学院において、

今は経営戦略やマーケティング分野、モノ系講師だけれども

いずれヒト系などにも携わることが出来たならば

この「重職心得箇条」は是非触れたい。

 

日本人としてのリーダーシップは斯くあるべき、

と教えてくれる古典は他にあっただろうか。

 

佐藤一斎『重職心得箇条』を読む/安岡正篤 20346

佐藤一斎『重職心得箇条』を読む/安岡正篤 17178

佐藤一斎『重職心得箇条』を読む/安岡正篤 15049
佐藤一斎『重職心得箇条』を読む/安岡正篤 13134
佐藤一斎「重職心得箇条」を読む/安岡 正篤 07258

Excelでできる 不動産投資「収益計算」のすべて/玉川陽介 24070

 

★★★★★

この本は凄い。

不動産投資の収益構造、収益計算がガチに纏められている。

MBAで学ぶアカウンティング、ファイナンスと

REIT、やファンドの必須資格である

不動産証券化協会認定マスターのそれぞれのエッセンスを

現物不動産投資の為に抽出した様な本。

 

 金融システムの歪みを利益に変える

 世界でもまれな、低い自己資金比率による高ROE。

 日本の大都市が育んだ強い賃貸業。

 歴史的な低金利による低保有コスト。

 ロスカットされない融資条件。

 さらに、低金利政策とインフレ政策の同時進行により、

 厚いスプレッ ドをとりつつ、物件価格の上昇までも期待できるという、

 100年に一度のチャンス到来です。

 

 じつは、筆者は、不動産投資において、

 不動産は融資を得るための媒介物にすぎず、

 重要なのは不動産そのものよりも融資だと考えています。

 融資を中心に据えた不動産投資とは、

 金融政策により生じた金融システムの歪みを利益に変える、

 「金融システムハック」のようなものなのです。

 そして、これらの融資条件は日本在住の

 個人投資家だけに認められた特権です。

 世界の投資家がうらやむ千載一遇の融資環境を

 最大限に活用するためにも、

 収益構造の理解を深めていきましょう。

 

ホントその通り。

激しく同意、だが個人投資家にその肝となる

銀行融資が出にくい状況が続いてきた。

だからあまり他人様にお勧めは出来なかった。

 

加えて、最近は今後の金利上昇が氣になるところ。

 

 金利水準が変われば投資法は変わる

 これまで、「自己資金は少なく」「期間は長く」「金利は低く」という前提で

 説明を続けてきましたが、金利が上昇した場合は何が変わるのでしょ うか。

 金利上昇により賃料と借入金利のスプレッドが非常に小さくなれば、

 不動産は保有しているだけでは利益を生まない投資対象となってしまい ます。

 日本銀行が2016年9月に決定した

 「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の主旨を考えれば、

 筆者は、当面は日本で金利水準が上昇することはないと考えます。

 そして、将来的に、政府が目指すとおり毎年2%程度の

 インフレ率が常識となれば、キャップレート (利回り目線)は変わらなくても、

 賃料上昇による収益還元で物件価格が継続的に

 上昇するようになるはずです。

 じつは、インフレ率、すなわち総務省統計局が

 計算する消費者物価指数の上昇にもっとも寄与するのは、

 指数計算の仕組み上、賃料(持ち家の帰属家賃)が上昇することです。

 そのため、インフレ政策を達成するには、

 将来的な賃料上昇が不可欠なのです。

 そして、それが現実となれば、

 日銀の政策は役割を果たし、

 金利水準はインフレ率を反映して上昇することになるでしょう。
 

なるほど~。

新規不動産投資を鋭意検討するとともに、

既存物件の賃上げ交渉をしっかりやらねば。

 

 
 
 

 

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